私の施術院に現在 腰痛で通って入る70代の女性のお話です。
腰痛は大分良くなり、もう直ぐ通院もしなても良い位の方です.
ある朝、先生、私、去年の台風の時、植木鉢を家の中に入れようとして
風にあおられ滑って右手から倒れ手首が腫れたので整形外科に受診した
と教えてくれました。
レントゲンを撮って貰った所、骨には異常は無く捻挫との結果。
湿布と痛み止めを持たされて帰って来たのだけど最近から
箸を持ったり鉛筆で字を書く時に違和感があるとの事。
もっと大きい病院に行けば良かったのですかね~
と私に尋ねるから、じぁ~腰の治療が終わってから
手首を診て診ましょうねと話をしました。
腰の施術後ベットに腰かけてもらい先ず右手首の周囲を
5ミリおき位に右手親指で周囲を軽く押圧して診ました。
その次に左手首を同じ様に押圧して診ました。
次に両手首を私の両親指で同じ様に押圧して診ました。
その時に一番大切なのは必ずしも本人が痛がって要る場所に
拘らない事が重要です。
それは何故か?これは足首にしても一緒だが関節は動くと言う
事で沖縄の方言で(ちる)と言うがつまり靭帯です。
私は昔、鶏、アヒル、うさぎ、イノシシ、豚などの生き物の
解体した事が有りますが、その時に先ず筋肉を切り次いで靭帯を
切断すると骨と骨は離れます。
つまり骨が動くつまり関節が綺麗な状態で可動する為には筋肉、
靭帯が十分にゴムの様にしなやかさが無ければ何処かに支障が起きる
と言う事です。
骨折の場合は骨がくっつけば良いだけなのですが、捻挫の場合は返って
やっかいな症状です。
私が探すのは皮下のわずかな硬縮を探すのです。
この場合、必ず左右対象で無ければいけません。
何故なら良い場所と比較しなければいけないからです。
其の場所が特定さえ出来れば、お灸なり最近は便利な千年灸などが
有りますから^^其れでお灸をすれば良いのです。
その硬く縮んだ部分が関節の可動を邪魔していると考え下さい。
最近、捻挫したと言う方なら治りは早いでしょうが何十年も昔に
やったと言われる方なら、それなりに時間が掛かっていますから。
頑固で時間はかかるでしょうが、先ずは試して下さい。
捻挫の場合は骨に異常が無ければ私、個人的には昔に良くあった骨接ぎ
と言う看板が有った所が良いのではと考えますが
其れも其処の先生の腕に掛かって要ると思いますが
少なくても整形外科よりは良いのではと考えています。
つまり整形外科では骨は診ますが靭帯や筋肉の異常までは探してあげると
言う行為までは行わないのが普通だからです。
最初、冒頭でお話をした女性の方にも今の様に両手首を観察し硬く成って
いる部分に一日に暇があれば二三回でもお灸をされたら良いですよと教えました。
本人にやって貰った所、最近では箸を持つのも鉛筆を持つのも苦に成りません
と言う感想を貰いました^^
皆さんも、先ずはご自分の体で試して診て下さい。何らかの変化は出る筈です。
ただし必ず左右対称と言う事をお忘れなくお願いします。山田です。
今日も読んで頂き有難う御座いました。
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